歯周病専門医とは?当院では資格をこのように診療へ生かしています
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「歯周病専門医」と聞くと、「歯ぐきの病気だけを診る先生」「重症の歯周病専門の先生」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。
実際には、歯周病専門医は歯ぐきだけを診る歯科医師ではありません。
歯周病は、お口の中だけで完結する病気ではなく、毎日のセルフケアや生活習慣、かみ合わせ、詰め物や被せ物、入れ歯の状態、さらには糖尿病など全身の健康状態まで、さまざまな要素が影響し合っています。
そのため歯周病専門医には、歯周病を治療する技術だけでなく、お口全体を総合的に診断し、長く健康を維持するための知識と経験が求められます。
歯周病専門医はどれくらいいるの?
日本には約10万人の歯科医師がいます。
その中で、日本歯科専門医機構が認定する歯周病専門医は約1,200人です。歯科医師全体の約1%にあたり、大学病院などでの研修や診療経験、症例審査、試験などを経て認定されます。
また、その前段階となる日本歯周病学会認定医は約2,000人です。認定医として一定期間の研修や診療経験を積み、さらに厳しい審査を経て専門医へ進む仕組みになっています。
専門医の資格は、一度取得すれば終わりではありません。継続的な研修や学術活動、診療実績などが求められ、定期的な更新を重ねながら専門性を維持しています。
一般の歯科医師との違いは?
もちろん、歯周病専門医も一般的なむし歯治療や詰め物、被せ物、入れ歯などの診療を行います。
違いは、一本の歯だけではなく、お口全体の状態や将来まで考えて診断することです。
例えば、
- なぜ同じ場所が何度も悪くなるのか
- 歯ぐきの炎症やかみ合わせが治療結果に影響していないか
- 詰め物や被せ物は適切に機能しているか
- 糖尿病など全身の病気が歯周病に影響していないか
こうしたさまざまな要素を総合的に確認し、一人ひとりに合った治療方針を考えます。
専門医だからといって、何でも歯を残すわけではありません
「専門医なら抜歯をしない」と思われることがあります。
しかし、実際はそうではありません。
残せる可能性がある歯であれば、さまざまな方法を検討します。
一方で、無理に残すことで周りの歯や歯ぐきに悪い影響を及ぼし、お口全体の健康を損なうと判断した場合には、抜歯をご提案することもあります。
大切なのは、一本の歯だけを見ることではありません。
お口全体が長く健康に機能し、できるだけ快適な生活を送れることです。
そのために、今だけではなく数年先まで見据えながら治療方針を考えていきます。
歯周病専門医には何を相談できる?
歯周病専門医という名前ですが、ご相談いただける内容は歯周病だけではありません。
例えば、
- 歯ぐきが腫れる・出血する
- 歯がグラグラする
- 歯を残せるか相談したい
- むし歯や詰め物、被せ物について相談したい
- 入れ歯やかみ合わせが気になる
- 定期的にお口全体を診てほしい
このようなお悩みも、お口の中では互いに関係していることが少なくありません。
「これは歯周病とは関係ないかな」と思うようなことでも、お気軽にご相談ください。
歯周病専門医の役割は、歯ぐきだけを診ることではなく、お口全体を診て、その方にとってより良い治療方法を一緒に考えることだと私たちは考えています。
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