みなさま、こんにちは。
紅葉で綺麗に色づいた山々も徐々に落葉が目立ってきました。
気温は上がったり下がったりで、いまいち落ち着かない気候ですね。
さて、当院では12月7日の開院を控え、11月24日より職員研修の開始および診療予約受付を開始いたします。期間の初めは、受付業務にも色々と不手際があるかもしれませんが、どうかご容赦のほど、よろしくお願いいたします。
また開院までの期間に、歯周病相談会と称して、診療時間の中ではなかなか時間を取りにくい様々な疑問についてお話しできる機会を設けさせていただきました。
去る11月17日に中日新聞の折り込み広告に掲載させていただきましたが、ホームページでも告知させていただきました。当院にご興味をお持ちいただける方は、ぜひ、お電話にてご予約の上お越しいただけましたら幸いです。
さて、広告誌面にも掲載の通り、私は日本歯周病学会認定・歯周病専門医です。
少し長くなりますが、「歯周病専門医」についてご説明させていただきます。
「歯周病専門医」と聞いて多くの方が思い浮かべるのは、歯周病(昔の言葉では「歯槽膿漏」)の治療の専門家だと思います。これは、もちろんハズレではないのですが、実際にはちょっと違う側面があります。
以下、日本歯周病学会ホームページ(http://www.perio.jp/news/certification.shtml)より引用(一部改変)です。
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80歳の方の50%以上が20本の歯を持つ時代になりました。しかしながら、その大部分の方は歯周病に罹患しています。この歯周病は、国民が歯を失う原因の第一位であるだけでなく、糖尿病などの全身疾患と関連することが確認されていますので、口と全身の健康を維持するためには、歯周病に対する予防、治療、管理をしっかり行う必要があります。
本学会では、歯周病の治療に関する幅広い知識と技術を有する歯科医師・衛生士を認定医・認定歯科衛生士として認定するとともに、さらに専門性の高い治療を的確に行える歯科医師を歯周病専門医として認定することを、国民に対する重要な責務と位置づけて、各認定資格制度を整備し、歯周病でお悩みの方をサポートする体制を整えました。
歯周病専門医は、認定医資格取得後2年以上の研鑽を積み、所定のカリキュラムを履修の上で、所定の試験に合格した会員です。歯周病治療に関する専門的な知識と技能を持ち、国民の口腔保健と全身の健康増進に貢献すべく活動します。
なお、歯周病専門医は、「医業、歯科医業若しくは助産師の業務又は病院、診療所若しくは助産所に関して広告することができる事項」(平成19年厚生労働省告示第108号)で認められた5つの専門歯科医師資格の1つで、日本歯科専門医機構からも承認されています。
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このように、実際には、はぐきや歯についた汚れ・歯石に対して行う、直接的な歯周病の「治療」はもちろんのこと、基本的な「お口の中の汚れの管理」や、入れ歯などの調整を含めた「噛み合わせの管理」ができることが求められます。さらに「身体全体の健康状態」をある程度把握・管理する知識によって、十分な治療成果を長く維持し、さらに全身の健康増進につなげる、そんな治療を行うことが必要とされています。
すなわち、歯周病専門医は、はぐきの病気だけでなく、虫歯や入れ歯のような一般歯科治療をしっかり行うことができ、さらに全身の健康にも配慮することができる、そんな認定資格であるとお考えいただけると思います。
このように、歯周病専門医がお答えできる内容は、多くのお口の中の異常を含んでいると考えますので、日常の疑問・お悩みをお気軽にお寄せいただければと存じます。
長くなりました。読了してくださった方、ありがとうごいざます。
皆様のお越しをお待ちいたしております。
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